War is over?

みなさん、おはようございます。
今日はは「日本にとっての」終戦の日です。日本がアジア諸国に手を伸ばし、さらにはハワイの真珠湾に奇襲攻撃をしかけて始まった太平洋戦争に敗れて「終わった」日ですが、アメリカにとっての戦勝記念日は9月2日ですし、ロシア(当時はソ連)にとっては9月3日です。8月15日は玉音放送が流れた日ですが、9月2日は戦艦ミズーリの艦上で降伏文書に調印した日です。その調印式が行われている日に後出しジャンケンのように北方領土に進出したソ連はつじつまを合わせるように9月3日を戦勝記念日にしてしまいました。
戦争がいつ終わったかなんて、政治的な理由で結構都合良く書き換えられるものです。むしろ戦争で父親や夫が帰ってこなかった人にとっては何十年経っても「戦争は終わっていない」という感じがするのかもしれません。銃を置くとき、組織的な戦闘は終わりますが、平和になったとは言えるか微妙です。むしろ別な戦いが始まるのが世の常です。それでも失望せずに平和の君である主が真に平和をもたらしてくださるのを待ち望みましょう。

“主は国々の間をさばき、
多くの民族に判決を下す。
彼らはその剣を鋤に、
その槍を鎌に打ち直す。
国は国に向かって剣を上げず、
もう戦うことを学ばない。” イザヤ 2:4

昨日は岩橋洋子さんの誕生日でした。遅ればせながら祝福を祈ります。

佐々木真輝

2023-08-13 苦難の中にある教会へ

2023年 8月 13日 礼拝 聖書:黙示録1:1-11

 今日から3回に分けて黙示録を取り上げます。およそ2年半前にはじめた、創世記から順番に一書ずつ概観するシリーズの最後は、当然黙示録ということになります。

しかし、黙示録ほど解釈が分かれ、時には興味本位で好き勝手にいじられてきた書巻はないかもしれません。一般的に、この世の終わりについて、しかも破滅的な世界の終末が書かれていると理解されている黙示録は、誤解もされやすく、また難解で、読んで恵まれるという感じを受けにくい書物です。続きを読む →

見たこと

みなさん、おはようございます。
最近、何かに見とれたことはありますか。昨日、お休みをいただいてワンコの内視鏡検査のために盛岡に行って来たのですが、検査が終わるまでの数時間をつぶすためにあちこち寄ったところの一つにちょっと古風な喫茶店があります。有名なお店なのですが、店内は撮影禁止ということで、重厚なレンガとレトロな調度品に囲まれた狭い店内をじっくり眺めました。コーヒーを飲んでいるとき、差し込む西日に照らされて湯気がきらきらと虹色に揺らめいているのを発見し、ついつい見とれて、コーヒーを口にする合間に何度もカップを光にかざしては眺めていました。
写真に撮ってしまえばそれで満足してしまいがちなのですが、目で観るしかないとなるとちょっと違ったものの見方をするようです。私たちが経験する神様のみわざを、何となく見て忘れてしまうのではなく、しっかりと見て、忘れず、大切にし、語りついでいきたいと思います。

“ただ、あなたはよく気をつけ、十分に用心し、あなたが自分の目で見たことを忘れず、一生の間それらがあなたの心から離れることのないようにしなさい。そしてそれらを、あなたの子どもや孫たちに知らせなさい。” 申命記 4:9

佐々木真輝

主の忍耐

みなさん、おはようございます。
先日の日曜日は広島に原爆が投下された日、そして昨日は長崎の日でした。ウクライナでの戦争のために第二次世界大戦以降では最も核兵器使用の危険性が増しているように思われます。そんなばかなことをするはずがないと思いたいですが、何が起こるかは分かりません。どんなことでも起こり得るのが戦争の狂気です。何を正義とし、何を愚かと考えるかは立場によってずいぶん異なりますし、人間はばかなことをするからこそ戦争をしてしまいます。
このような世界を、そして人々を神様はどうご覧になっているでしょうか。嘆いているか、怒っているか、憐れんでいるか。どれも当たっていると思いますが、間違いなく忍耐しておられますし、このような世界で忍耐し、希望をもって生きるクリスチャンを力づけ、主の道を歩み続けるよう励ましておられます。

“主は、ある人たちが遅れていると思っているように、約束したことを遅らせているのではなく、あなたがたに対して忍耐しておられるのです。だれも滅びることがなく、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。” 2ペテロ 3:9

今日は木曜日ですが婦人会と祈祷会はお休みです。

佐々木真輝

2023-08-06 愛の良きわざ

2023年 8月 6日 礼拝 聖書:使徒の働き 9:36-43

 今日は、今年度の主題「いつまでも残るもの」にちなんで、信仰、希望、愛について聖書から学ぶ月一度のシリーズで、愛に焦点を当てます。

愛といっても、かなり幅広いテーマになりますので、私たちクリスチャンが隣人を愛するということについて聖書から学んでいきたいと思います。続きを読む →

金継ぎ

みなさん、おはようございます。
最近、「金継ぎ」というものをやりはじめました。金継ぎというのは、割れや欠け、ヒビの入った陶器や磁器の皿やお椀を漆で貼り合わせ、金粉の混じった漆で表面を飾って修復する古くから伝わる技法です。もちろん、本物の漆や金粉は高価なので、入門用には接着剤や合成樹脂を使い、金粉の代わりに真鍮の粉を使います。
一度割れたり欠けたりして使い物にならなくなっものが、元通りになるのではなく、割れ目や欠けの跡が残されたまま、しかし金で美しく装飾され、味わいのある模様となる姿は、何か欠けのある私たちに対する神様のみわざに通じるものがあります。間違いや足りなさ、欠けの多い私たちを完璧な別人ではなく、傷跡は残りながらも癒され覆われ、味わい深い者とされると考えると、一人ひとりの個性がとても素敵に見えてきます。

“私たちは、この宝を土の器の中に入れています。それは、この測り知れない力が神のものであって、私たちから出たものではないことが明らかになるためです。” 2コリント 4:7

佐々木真輝

楽しい時間の後は

みなさん、おはようございます。
久しぶりの朝メールになってしまいました。日曜日の「夏カフェ」は本当に楽しい時間でした。ゲストとしてこられた方々が楽しんでくださったのが何よりです。その勢いのまま翌日は子どもキャンプが行われました。私たちの教会からは子どもの参加はありませんでしたが、一泊二日にぎゅっと凝縮された久しぶりのキャンプは、これまた楽しい時間でした。アメリカのテキサスから来ていた短期宣教チームの皆さんが思いっきり手伝ってくれたので、子どもたちの笑顔も最高でした。
楽しい時間の後は、いつもの生活が待っています。でもそれは「楽しくない」時間ではなく、楽しさの中で経験した神様の恵みによって新しい意味合いをもって過ごす日常ですし、次のスペシャルのための備えの日々でもあります。神様は特別な時も、ありきたりな時も、両方用いて私たちを成長させ、またみわざを行ってくださいます。

“彼らは あなたの家の豊かさに満たされ
あなたは 楽しみの流れで潤してくださいます。” 詩篇 36:8

今日は婦人会と祈祷会があります。

佐々木真輝

2023-07-30 自分のこととして話す

2023年 7月 30日 礼拝 聖書:使徒26:1-18

 2020年10月から聖書全体を一巻ずつ概観し、各書の中心的なメッセージを聞いていくというシリーズを始めました。月一度は年間主題に基づいたメッセージをはさみ、またイースターやクリスマスシーズンなど、季節毎のメッセージもありましたので、2年半以上かけようやく最後の黙示録に辿り着こうというところまで来ました。

やり始めた時はどうなっていくのかと不安と楽しみがありましたが、私自身は聖書全体を一気に読んでいくことで新しい発見があり、すべてのことが一本の筋にしっかりとつながっているという実感を得ることができました。一つ一つの箇所を丁寧に読み込むことで得られる恵みや感動とは別の、大きな視点での神様の恵みの偉大さに気付かされたように思います。続きを読む →

鉄は熱いうちに

みなさん、おはようございます。
先日、家族で休みを合わせて県内某所にある刀鍛冶の工房へ体験見学に行ってきました(別に場所は秘密じゃないですけど)。すでに気温が30度を超えていましたので、鉄を鍛錬するために火を起こすと室内は50度くらいになるよと脅かされたのですが、せっかくなのでぜひとお願いし、真っ赤に焼けた鉄を重いハンマーで叩き延ばす作業を体験しました。「鉄は熱いうちに打て」との諺どおりですが、ちょっと叩いたくらいでは鉄は鍛えられないので、「はいもっと叩いて!ぜんぜん延びてないよ」と発破を掛けられっぱなしでした。
鍛錬という言葉はもともとは鍛冶の用語です。鍛錬によって鉄は単に硬くなるのではなく、強さと粘りを併せ持ち、余分なものがはがれ落ちていきます。だから武術の修練や技術を鍛えることにも用いられるわけですが、私たちの信仰や人格の成熟や働きの熟練もまた、試練や苦難の中でなお神様に信頼し、示された道に生きようと心を定め歩み続けることで鍛えられるのだなと改めて実感した次第です。

“肉体の鍛錬も少しは有益ですが、今のいのちと来たるべきいのちを約束する敬虔は、すべてに有益です。” 1テモテ 4:8

今日は****さんの誕生日です。祝福を祈ります。

佐々木真輝

歌を聞きながら

みなさん、おはようございます。
昨日は無事に日帰りのいわき出張を終えることができました。行きのドライブの間「1970年代の邦楽ヒット」という音楽のプレイリストを流していましたが、懐かしいだけでなく、いろいろ考えさせられました。例えば、歌の中で描かれる恋愛や結婚についてのイメージが今とはだいぶ違うこととか、何かに区切りをつけて新しい道に向かって行くんだという決意の歌が多かったなあという印象など。逆に歌が世の中に影響を与えることも多いことにも気付かされます。「歌は世に連れ、世は歌に連れ」とはよく言ったものです。
私たちは永遠の変わることのない真理を信じ、永遠に変わることのない方を賛美しながら歩んでいます。同時に、あらゆる面でどんどん変わりゆく世界の中で生き、そこで生きる人々に証しをしています。40年前のものの言い方で話しても話しや気持ちが通じにくいのは当たり前のことで、今を生きる人たちが何を感じ、何に価値を見出そうとしているか知る事は大切なことに違いありません。

“ソロモンは三千の箴言を語り、彼の歌は千五首もあった。” 列王記第一 4:32

今日は****さんの誕生日です。祝福を祈ります。
婦人会と祈祷会はいつもどおりです。

佐々木真輝