不都合な真実

みなさん、おはようございます。
かなりの確立で近い将来起こると言われている南海トラフ地震についての特別番組がドラマ形式で放送されていました。12年前の東日本大震災を思い出す場面もありましたが、違和感もありました。恐らく、あれほどの巨大地震があれば原発がどういう状況かがすぐに確認され、報道されるはずなのですが、全く何も触れられていませんでした。エネルギー問題で原発再稼動を推進しようとしている国の動きに水を差すことを控えたのかどうかは分かりませんが、未だに福島第一原発の燃料デブリ取り出しの見通しがついてない解決の難しさや家に帰れずにいる人たちがいることを考えたら、その問題は避けて通れないはずなのに、災害について考えることを呼びかける番組としては大事な視点を欠いてはいないかと思った次第です。
本当に問題の解決に取り組もうとしたら、たとえ難しくても本質的で避けられない「不都合な真実」に向き合う必要があります。神の愛と救いの恵みについて語る時に、恵みの大きさだけでなく、私たちの罪の問題と、罪に対する神の裁きという厳しい事実に向き合わなかったら、本当の解決には至りません。ただ感謝なことに、神様の恵みの大きさは、私たちがその辛い事実に向き合う勇気も希望も与えてくれるのです。

“…しかし、罪の増し加わるところに、恵みも満ちあふれました。” ローマ 5:20

佐々木真輝

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