みなさん、おはようございます。
昨日は阪神淡路大震災から27年目という日でした。良い思い出や楽しい記憶ではありませんが、忘れられない、忘れてはならない記憶の一つです。「忘れない」という言葉を何度も目にし、耳にしましたが、果たして何を記憶し、忘れないようにしたらよいのかも大事なポイントですね。犠牲になった方々やあのひどい現場で他者のために行動した人たちのことを忘れないというのも大事ですし、教訓を忘れないことも大事です。人間は忘れやすいもので、津波警報のアラームやサイレンもただうるさい騒音と捉えてしまう人もいたようです。人間には正常性バイアスといって相当の危機の時でも「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」と思いたがる傾向があります。そんなところにも苦い経験でも記憶し、語り継ぐ必要性を感じます。
苦い記憶を忘れないというのは災害だけではありません。私たちの過去の失敗や罪がもたらした結果なども忘れてはいけないものかもしれません。赦されているのですから罪悪感に捕らわれ続ける必要はありませんが、未来への教訓として大切な経験です。
“私が良い教訓をあなたがたに授けるからだ。
私の教えを捨ててはならない。” 箴言 4:2
佐々木真輝