主のみもとに

みなさん、おはようございます。
今朝、牧師・宣教師として長い間お仕えくださった田口吉元先生が天に召されたとの知らせが入りました。北上にも何度もおいでくださりペルーでの宣教の様子や労苦を分かち合ってくださいました。テロリストによる大使館占拠事件の時は無事を祈りながらハラハラさせられ、解放される様子がテレビに映し出されて安堵したことも思い出します。川崎淳先生たちに働きを委ねた後は日本に帰国し、数年間牧師として再び仕えてくださいました。引退後は奥様とともにキリスト教老人ホームで仲良くお過ごしになっていたと聞いていました。
地上での歩みを終え、主のみもとに召され安息をいただいていることでしょう。遺されたご遺族のうえに豊かな慰めがあることを祈ります。私たちもまた、この地上での日数には限りがあることを覚え、大切に歩んでいきたいと願います。

“私は勇敢に戦い抜き、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。あとは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。その日には、正しいさばき主である主が、それを私に授けてくださいます。私だけでなく、主の現れを慕い求めている人には、だれにでも授けてくださるのです。” テモテ第二4:7-8

佐々木真輝

なんだかズルしてるみたい

みなさん、おはようございます。
「羽生」といってもフィギュアスケートの「はにゅう」さんではなく将棋の「はぶ」さんのことがニュースになっていました。プロの棋士として36年5ヶ月で1500勝という「驚異的」な記録を達成したそうです(どれくらいの試合数があるかも分からないのでピンと来ないかもしれません)。しかも勝率は7割近いということですから驚きです。普通はどう頑張ってもそんなことにはなりません。
私たちはキリストにあって「勝利者だ」と言われていますが、実際の生活ではそう感じられないことのほうが多いかも知れません。むしろ圧倒的な弱さを感じるものです。仕事において、健康において、信仰において、道徳性において、どれかが上手くいっても他では失敗続きかも知れません。それでも私たちを愛してくださる神様は、そんな私たちを勝利者の側に入れてくださっています。なんだかズルをしているみたいですが、恵みというのは相応しくない者に与えられる、それほどまでに圧倒的で一方的な好意なのです。

“しかし、これらすべてにおいても、私たちを愛してくださった方によって、私たちは圧倒的な勝利者です。” ローマ 8:37

佐々木真輝

また会う日まで

みなさん、おはようございます。
だいぶ久しぶりになってしまいました。先週はリレーフォーライフのイベントとキャサリン宣教師のハープ・コンサートが続き、週明けすぐに仙台で神学校の総会がありました。久しぶりの対面イベント、久しぶりの教会でのコンサート、久しぶりの仙台行き。どれもこれも、やはり実際に会うとか、集まるとか、空間を共有するというのは良いものだと思いました。しかし、今回は仙台に行ったついでに一日、義理のお母さんのところに寄ってきました。2年ぶりかそれ以上になります。あまり変わっていないようにも見えましたが、ちゃんと二年分の変化はありました(大きな心配はないです)。近所の方々との良い関係があり、本当によく助けていただいているのは変わりませんでした(というか、ますます助けてもらっているようです)。「コロナが落ち着いたら」という言葉にはもう飽き飽きしましたが、それでもそう言わざるを得ないことにもどかしさも感じますが、次に会うまで元気でいてほしいです。
未来のことはほんとうに分からないものです。数十年先とはいわなくても、明日のことさえ何が起こるか本当には分かっていないことをここ数年でいやというほど経験しましたね。私たちのうちにある将来の計画や選択は大切ですが、それ以上に主への信頼、主とともに歩むことが私たちの歩みを確かにします。

“あなたのわざを主にゆだねよ。
そうすれば、あなたの計画は堅く立つ。” 箴言 16:3

今日は***さんの誕生日です。祝福を祈ります。
今日は婦人会と祈祷会があります。

佐々木真輝

満腹の時の買い物

みなさん、おはようございます。
毎週火曜日の夜は夕飯のあとで一週間分の食糧を買いだしに行くのが習慣になっています。毎週繰り返していることですが、お腹いっぱいになっているときに買い物に行っても、「今週何を作ろうか」とイメージを膨らますのが難しいです。空腹の時は「この材料であれを作ったらうまいだろうなあ」とすぐ思いつくのですが、満腹のときは何が食べたいかほんとうに思いつきません(無駄な買い物をせずに済むということでもあります)。
私たちがやたらめったらに「欲しがる」ときは、満たされていないときです。神様が与えてくださる良きもので満足していれば、余計なものを欲しがりすぎたり、執着したりしないですみます。そして与えられた必要な分を感謝し、余白の分を本当の意味で楽しむことができます。

“朝ごとに
あなたの恵みで私たちを満ち足らせてください。
私たちのすべての日に
喜び歌い 楽しむことができるように。” 詩篇 90:14

今日は婦人会と祈祷会があります。

佐々木真輝

越えてはならない境界

みなさん、おはようございます。
最近、市内でクマの被害をよく聞きます。怪我をされた方もいますので、皆さんもどうぞお気をつけて。何度か山の中でクマに遭遇したことがありますが、住宅街で遭遇するとかなり驚くでしょうね(以前、高速道路を横切るクマに会ったこともあり、それもびっくりしましたが)。クマにしてみれば生きるために当然のことをしているだけなのでしょうが、人間の食べるものの味を知ってしまったら何度も里に下りてくるんでしょうね。本来は人間の生活圏とクマの生活圏は分かれているはずなのですが、境界線が曖昧になるとこういうトラブルが起きてしまいます。
私たちは神様を心から愛し、人を自分自身のように愛するべきですが、そこには立ち入ってはならない境界線があります。神様が愛してくださり、親しい関係になっても、その聖さや権威を侮ることはできません。人間同士もどれほど親しくなっても(夫婦であっても)互いに守るべき線はやはりあります。立場や力を背景にその線を越えることはハラスメントになり、暴力にさえなります。クマには悪意はありませんが、時に人には悪意があり、無意識の自己中心があるので厄介です。自制も愛のひとつの大事なあり方です。

“しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。このようなものに反対する律法はありません。” ガラテヤ 5:22-23

今日は****さんの誕生日です。祝福をお祈りします。

佐々木真輝

野いちご豊作の謎

みなさん、おはようございます。
晴れていれば庭の野いちごを集める日が続いています。今年の実は例年よりできが良いというか実が大きめでなんだか得した気分です。いつもなら少しでも多く集めようと、小さめだなと思っても貪欲に集めますが、今年は大きめのだけ集めても十分な量が採れます。なぜ今年のできが良いのかまったく見当がつきません。別に肥料をあげているわけではないし、例年通りイチゴの周りには雑草が生えて邪魔なくらいです笑。想像を超えた恵みです。
神様の恵みが恵みであるのは、私たちの祈りや願い、想像を越えた良きものを与えてくださるからです。一瞬、期待と違ってがっかりしたり、意味が分からなくなることもあります(いつも大粒のいちごが与えられるわけではありません)。けれども、私たちを愛して、最善のものを与えようとしている神様の意図とそこに込められた愛はやがて分かります。

“あらゆる恵みに満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあって永遠の栄光の中に招き入れてくださった神ご自身が、あなたがたをしばらくの苦しみの後で回復させ、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。” 1ペテロ 5:10

今日は*****さんの誕生日です。祝福を祈ります。

佐々木真輝

2022-06-05 神のかたちであることを忘れた者を

2022年 6月 5日 礼拝 聖書:第一ヨハネ3:1-3

 以前も話したことがありますが、アフリカの飢餓で苦しむ子どもたちのために、アメリカの著名なアーティストたちが一晩でレコーディングした有名なレコードがあります。当時仙台で下宿生活を送っていた私は、今湯沢で牧会しているK先生とレコードプレーヤーの前に二人で正座してじっくり聞き入ったのを思い出します。

歌詞の中に「私たちは神の大きな家族の一員」「私たちは神の子どもたち」というフレーズが出て来ます。クリスチャンもそうでない人も含めた人類みな兄弟、みな神の家族という意味で言っています。聖書はイエス様を信じた人たちを「神の子ども」と呼びますから、二人で「これはどうなんだろうねえ」と微妙な顔をしまた。

しかし、今はもう少し別の視点でこういう歌詞を味わうことができます。続きを読む →

何が待ち受けていても

みなさん、おはようございます。
夕べ、来週行われるイベントの打合せで3人のお医者さんたちと「がん検診」についてお話をしていました。その中で、最新の遺伝子解析による検査では50種類以上のがんについて罹りやすさを調べられるのだそうです。健康保険の適用外なのでかなりの高額にはなりますが、それでも知りたいという人はいるようです。ただし、治り易いか治り難いかまで分かってしまうそうなので、十分心の備えをした上で検査を受けるよう勧められるのだそうです。
科学や医療が進歩して様々な事が分かったり、予測できたり、あるいは難しい病気が治るようになっていったとしても、その人がより良く生きられるかはまた別のことだなあと思わされました。何が待ち受けるにしても、主にあって最善の生き方はできるものです。

“…時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。…” 2テモテ 4:2

今日は***さんの誕生日です。祝福を祈ります。
婦人会と祈祷会があります。

佐々木真輝

コーヒーの謎

みなさん、おはようございます。
海の中で熟成させたというコーヒーというものをいただきました。コーヒーだけでなくいろいろなものを熟成させているのだそうです。その科学的な仕組みははっきり分かっていませんが、海の中で熟成させると、味がまろやかになったり、香りも良くなったりするのだとか。実際に飲んでみたところ、少し味に深みがあるような気がしました(私はそこまで味が分かる人ではないのですが、きっと本当だと思います)。
何でも科学的に説明できるわけではありません。しかし多くのことはやがて解明されるでしょう。反対に信仰は思い込みや気休めということではなく、聖書にはきちんと説明されていたり、多くの実例や証言が伴っています。しかし、時にはただただ信頼するしかないということがあります。海中熟成の味はともかく、たくさんの事実を並べるよりひとつの信頼が「大丈夫だ」と確信させるというのはすごいことですね。

“さて、信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。” ヘブル 11:1

佐々木真輝

経年変化

みなさん、おはようございます。
趣味で愛用しているアウトドア用のコップがあります。チタンという金属で出来たもので、軽くて丈夫。火にも強いので直火でお湯を沸かすこともできるという優れものです。長く使っていると、焼けた跡や傷がついたりします。特に熱が加わると「チタンブルー」と呼ばれる美しい青色に変色します。そういう経年変化はどれひとつとして同じものはなく、美しく、味わい深いものです。
信仰も歩みが長くなると、辿ってきた道のりの分だけ、味わい深く、美しいものになってきます。傷跡や何かの痕跡も、やがてその人の一部となり、その人を形造る大事な部分になっていきます。経年劣化ではなく、経年変化です。肉体はおとろえても、そうやって形造られる内なる人は日々新たにされるのです。

“ですから、私たちは落胆しません。たとえ私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。” 2コリント 4:16

今日は午後から墓園の草刈をします。ご協力ください。

佐々木真輝