2022年 5月 29日 礼拝 聖書:ゼカリヤ8:9-17
乱気流という言葉を聞いたことがあると思います。かなりの高さの空で空気の流れが激しく乱れることを言いますが、人生や感情の浮き沈みの激しさを言い表すのに乱気流という言葉を使うことがあります。
実際に乱気流というほどのものを経験したことはありませんが、飛行機に乗っていてCAさんに「機体が揺れますのでベルトをしてください」などと言われると結構緊張します。たぶん、慣れた人には「これくらいまだまだ」と言うことかも知れませんが、滅多に飛行機を利用することがない私のような人間には、あのふわっと揚がって、急にストンと落ちるような感覚はなかなかスリリングで、ちょっと気持ち悪くなります。
ゼカリヤ書にはそういう乱気流のような、読む者を混乱させるところがあります。実は、福音書に描かれるイエス様の様子ととても関連の深い預言が記されているのですが、全体としては脈絡のつかみにくい幻が次々と現れ、振り回される感じがするのです。続きを読む →