みなさん、おはようございます。
今日は4月1日ということで「エイプリルフール」でもあります。小さな嘘から新聞社が出す壮大なジョーク記事まで飛び出すことが許される日という変わった風習がどこから始まったのかは諸説あってよく分からないようです。嘘は良くないのは確かですが、情報統制する独裁的な政府が「嘘は良くないからこんな風習に乗るな」と皮肉にも国民に呼びかけるようなことを聞くと、少しくらいの嘘やくだらないジョークを言えるくらいの方が人間らしくも思えたりします。
エイプリルフールの善し悪しは別として、以前読んだ心理学者が書いた『子どもと悪』という本をとても印象深く覚えています。悪い事は悪いことなのですが、子どもの発達段階の中であまり大ごとにならないような小さな悪の体験が成長のためにとても大切な意味を持っているらしい、ということにはっとさせられました。罪に堕ちたこの世界に生きる中で、意図せず、また自分を守るために悪を行ってしまう、そんな私たち人間の罪をも神様は成長の力に変えてくださるという恵みとして見ると、どれほどこの世界に神様の愛が注がれているかと思われます。大人になった私たちがすべきことは自分自身が神様の愛と恵みに応えて、なによりもまず神と隣人を愛する者になっていくことなのでしょう。
“神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。” ローマ 8:28
佐々木真輝