みなさん、おはようございます。
戦争はもちろんのこと、いじめや暴力は良くありません(というか悪いです)。その行いは非難されるべきですが、皆で責め立てて孤立させることは、ほとんど全ての場合、良い結果を招きません。私たちの中には神様が与えてくださった正義の感覚があり、それには罰を与えたいという懲罰感情も伴います。しかし罪ある私たちには厳しく責め立てることで自分が正義の側にいる気持ちになれるという誘惑や、ある種の満足感もあるので要注意です。
「さばいてはいけません」と戒められているのは意味のあることです。残念なことは、時として私たちは現状を変えるために、「悪いやつ」を孤立させ、とっちめること以外に何も思いつけない場合があるということです。特に当事者(被害者や被害者に近い立場)の場合はそうです。難しく感じますが、怒りや正義感にまかせて相手を責め立て、罰し、孤立させる前に、もう少しだけ冷静さと知恵が与えられるよう祈りたいと思います。
“怒る者は争いを引き起こす。
憤る者には多くの背きがある。” 箴言 29:22
佐々木真輝