滑舌

みなさん、おはようございます。
ラジオを聞いているとき、ちょっと「良い歌詞だなあ」と思いながら誰が歌っているか考えて見ましたが分からず、パーソナリティが曲紹介してくれるのを待っていました。とある人気(らしい)の音楽グループメンバーの方がパーソナリティを務める番組だったのですが、どうもお話が聞き取りにくい。結構頑張って聞き耳を立てていたのですが、よく分かりませんでした。
とはいえ、この滑舌問題は自分の問題でもあります。私も普段、メッセージを語る時に「ああ、今日も滑舌悪かったなあ」と反省してもいますので他人のことを言えた義理ではないのですが。何かを伝えたいなら、はっきり、しっかり伝える必要があります。伝える内容も大事ですが、伝え方も大事ですが、どちらの面でも、満足できるレベルにはなかなかなれません。もどかしさやがっかり感も感じ続けているのですが、皆さんの忍耐と寛容さに助けられています。

“また、私がこの奥義を、語るべき語り方で明らかに示すことができるように、祈ってください。” コロサイ 4:4

佐々木真輝

2023-06-18 最後の仕事

2023年 6月 18日 礼拝 聖書:ペテロ第一1:1-15

 数週間前、SNSを通じて牧師たちの間で「宣教師を名乗ってあやしい勧誘をする人たちがどこそこの地域を回っているから要注意」という情報が流れました。実はこうしたことは度々あります。ペテロの時代も偽教師と言われる人々の存在がしばしば教会を混乱させていました。

ペテロの手紙第二は、いわばペテロの遺言のようです。第一の手紙と同様、今のトルコにあたる小アジアのクリスチャンを念頭に書かれた手紙ですが、最初の手紙から状況は少し変わっていました。続きを読む →

アンテナ

みなさん、おはようございます。
よく畑仕事のかたわらに置かれているラジオ(緑色のやつ)を私も持っています。少々の雨なら平気だし、何より電池が長持ちです。高度な機能もないので壊れにくいのです。しかしこのラジオの唯一の弱点はアンテナでした。去年、アンテナを仕舞おうと思った時に変な力を掛けてしまい、折れてしまいました。まだつながっていたのでアルミテープで巻いてしのいでいたのですが、今年ついにポッキリ折れてしまったのです。それで交換用のアンテナを取り寄せて交換しました。前より少し太めで長いアンテナなので、感度も良くなっています。
ラジオの電波はアンテナを立てないとうまく受信できません。神様の語りかけを聞き取るためにもアンテナを立てておく必要があります。私たちのアンテナは「聞く耳を持つこと」です。習慣的に祈ったり聖書を読むだけでなく、神様が何を語ろうとしておられるか聞こうとする心で祈り、聖書を読むこと。日々の暮らしの中での気付きに神様のみ思いを知ろうとすることなど。ばっちり長いアンテナを立てるように、「しもべは聞きます」という心でいましょう。

“主が来て、そばに立ち、これまでと同じように、「サムエル、サムエル」と呼ばれた。サムエルは「お話しください。しもべは聞いております」と言った。” 1サムエル 3:10

昨日は***さんの誕生日でした。遅ればせながら祝福を祈ります。

佐々木真輝

いつの間にか咲いた花

みなさん、おはようございます。
お気づきの方も多いと思いますが、しばらく前から教会の玄関のコンクリートと煉瓦の隙間にパンジー(あるいはビオラ?)が咲いています。玄関に飾ってあるものと同じ種類なのですが、どうやってそこに芽を出し花を咲かせたのかは分かりません。種がこぼれたのでしょうか。昔、アスファルトの割れ目から生えた「ど根性大根」が話題になったことがありますが、間違いなくずっと可愛いです。不思議ですが、とにかく咲いている場所が場所だけに、なんだか健気で踏んだりしないよう気をつけて歩いています。
福音の種にはいのちの力が宿っているので、思いもかけないところで芽を出し花を咲かせることがあります。人知れずしぶとく咲き続けることもあります。私たちは福音の力を信じて種を蒔き、植え続けましょう。

“またイエスは言われた。「神の国はこのようなものです。人が地に種を蒔くと、夜昼、寝たり起きたりしているうちに種は芽を出して育ちますが、どのようにしてそうなるのか、その人は知りません。” マルコ 4:26-27

今日は婦人会と祈祷会があります。

佐々木真輝

ドラキュラ城?

みなさん、おはようございます。
日曜の午後、ゲストハウス側の駐車場に何か小動物のフンらしきものがありました。よく見れば、壁の隙間にまだあります。「これはもしかして」と思って、隙間の中にライトを照らしてみると、そこにはぐっすりお休み中のコウモリたちが。少なくとも3匹は確認できました。まもなく午後の市内牧師会や夕拝があるので、どう対処しようか考えながらとりあえずそのまま。一夜明けて朝確認すると、きっと夜の間にたくさんエサを食べたのでしょう。積もるものも増えている気配。これはさすがにそのままにはできないということで、とりあえずホースの水で洗いながしました。すると、これはたまらんと隙間から這い出すコウモリたちが6〜8匹。建物の隙間からコウモリが這い出すなんてドラキュラ城かと笑ってしまいました。それにしても、あの狭い隙間に潜り込んでいたものです。コウモリたちに退居していただいたあとは板で仮に塞いでおきました。
無理やりな喩えかもしれませんが、私たちの生活や心の隙間に知らぬ間に悪しきものが入り込み、住み着いてしまうことがあります。そこに何かが潜んでいることに気付いた時には、覗き込むのはちょっと怖いです。でも、それは早くみつけて対処しなければ、もっとひどいことになり得ます。

“私のうちに 傷のついた道があるかないかを見て
私をとこしえの道に導いてください。” 詩篇 139:24

佐々木真輝

2023-06-11 望みに生きる旅人たち

2023年 6月 11日 礼拝 聖書:ペテロ第一1:1-12

 先日、トルコ・シリアの大震災の被災地へ奉仕と視察のために行って来た方から現地の様子をお聞きしました。政府や民間機関が被災者支援のためにあまり機能していない状況の中で、日本の教会が被災地でどのように仕えたかから学びつつ、小さくはあるけれども一生懸命地域の人々のために仕えておられる様子をお聞きしました。もともと聖書の時代に最初にキリスト教会が急拡大した地域で、イスラム教の勢力が圧倒的になってからも相当数のクリスチャンがいましたが、多くのキリスト教徒が暮らしていたと言われる地域が虐殺される出来事がありました。その結果、国内のクリスチャンは圧倒的な少数派になって今に至ります。もちろん、皆が過激な人たちではなく、ほとんどの人たちは親切で温厚な人たちなのですが、宗教的なことではかなり敏感になり、過激な行動をとる人たちがいるために、他宗教には警戒感が強いというのが現実です。

日本もそこまでは過激になることは滅多にありませんが、事情としてはよく似ている面があります。続きを読む →

さびついた戸車

みなさん、おはようございます。
家の引き戸の動きが悪いから見てちょうだいと言われ点検しました。以前つまっていたゴミを取ってから大分時間がたっているせいかなと思いましたが、そうではありませんでした。戸車の一つがさび付いていました。潤滑剤を使ってみましたがどうにも動きません。ちょっと気付くのが遅すぎましたね。あとで部品を買って交換することにしました。
動きが悪くなるというか、人との関係性がギシギシいうようにうまく行かないことがありますね。最初のうちは何とかなるのですが、そのうちだんだんきしみが強くなり、どうにもならなくなります。そうなる前に寛容さ、親切、善意といった潤滑油を注いでおくべきです。

“何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。” 1ペテロ 4:8

今日は****さんの誕生日です。祝福を祈ります。

佐々木真輝

金網

みなさん、おはようございます。
昨日、仙台に向かうために高速道路に入るとほどなく護送車と思われる車列に出会いました。窓がすべて金網で覆われていて中の様子が分かりません。4台ほど並んで走っている後ろにパトカーもついていましたが、追い越して先へ。するとまた同じような団体が。さらにその先でも同じような車列に5回くらい出会って、「いったい何があったんだろう」と思いました。家に帰ってから調べたら、あれは囚人を護送するような車両ではなく、警察の人員を運ぶためのもので、金網は投石や危険物を投げ込まれないようにするためのものなんだそうです。ああ、そういえば先週、天皇が被災地に来たというニュースをやってましたから、その関係なのかなと思ったり(真相は分かりませんが)。
同じ金網でも、犯罪者の逃亡を防ぐためのものもあれば、外からの危険を防ぐためのものもあります。見た目はどちらも厳ついですが、その内側にいる人たちにとってはまるで意味が違います。私たちを守る神様の御手とみことばは、傍目から見たら(私たちから見ても)ちょっと厳しく見えるかも知れませんが、それは私たちを閉じ込め、自由を奪うためのものではなく、私たちを守り、なすべき務めに向かえるようにするためのものです。

“神 その道は完全。
主のことばは純粋。
主は すべて主に身を避ける者の盾。” 詩篇 18:30

今日は*****さんの誕生日です。祝福を祈ります。

佐々木真輝

2023-06-04 希望から希望へ

2023年 6月 4日 礼拝 聖書:ローマ5:1-5

 先週は、70周年記念礼拝をともにお捧げすることができて、本当に感謝でした。記念礼拝の後、食事を一緒にしたときにアメリカに帰ってからのポールさんたち家族の歩みをお話してくださいました。詳しく話すことはできませんが、本当に誰の人生にも起こりうる苦悩や悲しみ、長い年月かかえたままの重荷などを通して、神様の深い愛と恵みを体験させてくださったことをお聴きしました。そして思ったことは、福音の働きは確かに神様の御わざなのですが、それは生身の人間を通してなされるということです。続きを読む →

知らずにいたこと

みなさん、おはようございます。
岩手にいるとまったくそんな気配はないのですが、台風の影響で相当広い範囲で災害レベルの雨になっているようで心配ですね。ニュースで知っている人たちがいる町の名前を聞くたびに余計に気がかりです。知り合いで事故やケガという話しは聞いていませんが、被害の状況は今後分かってくることでしょう。実は、スマホの気象データのサービスで大雨だということは知っていたのですが、実際に何が起こっているかは夜になってニュースを見るまで分かりませんでした。
私たちが知りうること、実感できることは、本当に小さな世界、狭い範囲のことに限られます。私たちはよく自分の経験で分かったつもりで語ってしまうのですが、ものごとには自分の知らない面や、気付いていない人の事情や気持ちがありうるということをいつも忘れないようにしていたです。

“主を恐れることは知恵の訓戒。
謙遜は栄誉に先立つ。” 箴言 15:33

佐々木真輝